人生日記劇場

セミリタイアを目指したいが、今すぐ無職にもなりたい20代後半男性の日記

ボーナスとスパイト行動

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ボーナスが支給された。といっても寸志程度の金額である。
もちろん出ないよりはいいのだが、こんなツバみたいな金額なら、逆に馬鹿にされてるような気がして怒りのほうが大きくなる。
捨ててもいいと思っていた古本とか古着を買い取ってもらったら、二束三文にしかならなくてなんだかなぁと思ってしまうのに似ている。それなら捨ててしまうか、必要とされているところに寄付したほうがよっぽどよい。自分という人間に、ちょっと使ったら消えるような額の価値しかないように感じてしまうのは避けようがない。

こんな金額なら出ないほうがマシだ!と考えてしまうのは、ある種のスパイト行動ではないかと思う。スパイト行動というのは、簡単に言うと「自分が損してでも相手を得させないようないじわるな行動」である。日本人は顕著にこの行動をとりがちという傾向があるらしい。以下の記事では、このことが日本経済の低成長の遠因ではという声があると書かれている。

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昔、まさにこのような経済実験に参加したことがある。もう時効だと思うので書くけど、ゲームをして実際にお金がもらえるというものだ。協力すれば両者とも最大の利益を得て、足を引っ張れば片方が多めの利益を得るみたいなゲーム。協力する手をしばらく出していたのだが(同じゲームを被験者の組み合わせをシャッフルして数十回行う)、周りがあんまり乗ってこなかったので、最後の方は協力しない手を出していた。
「利益を最大化する行動をとっていたが、協力が得られず、このままでは利益を最大化できないため、協力が得られない前提で利益を最大化する行動をとった。」というのが、私の行動原理であった。そう、まさに論文が示唆している通りの展開だったのである。

日本人は性格が悪いというのは、私含め心当たりが強い。普段は親切そうにしているのに、いざというときに性格が悪いのである。根本的に他人を嫌っているように思える。私がそうだからそう見えるというのもあるが、私は自分の性格が悪いことを大いに自覚している。自覚しているから普段から他人とかかわりあいを極力持たないようにしている。問題に思えるのは、「私性格悪くないですよ」と装いつつ性格が悪い人間が多く、彼/彼女らがそれを自覚していないことである。日常のささいな出来事に性格の悪さがにじみ出ており、それらが積み重なって、経済成長を阻害しているという言説には、ぼんやりとした実感がある。私のボーナスが少ないのも致し方なし。

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