人生日記劇場

セミリタイアを目指したいが、今すぐ無職にもなりたい20代後半男性の日記

ミッドサマーを見た感想(ネタバレあり)

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いまさらながらミッドサマーを見た。公開当時面白いみたいな講評を見かけていた気がするので、ちょっと期待していたのだが、はっきり言ってそうでもなかった。見なくてもよかったかな…という感じ。
ウィッカーマンを見たことがあったら、話の筋は現地についたあたりで察しがつく。主人公とその友人たちの人物構成はホラー映画のテイストを感じる。
映像は確かにきれいだった。ホラーっぽいのに、全体的に白くて明るくて、そこが新しい感じだった。グロいのがちょっと嫌だったけど。音楽も世界観によく合っている。

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一見して、精神的に弱った主人公が新興カルトで救われる話と解した。
主人公はもともと精神的な不安定さを持っている。夜中に彼氏に電話しちゃうし、抗不安薬を飲んでセラピストにもかかっている。彼氏は前々からそんな彼女と別れたがっていると、友人たちとの会話の中で出てくる。不安が強いタイプなんだなというのが、冒頭一発目でわかる。
電話のシーン、すっごいめんどくさくていやーな気持ちになった。電話する彼女もめんどくさいし、対応する彼氏のめんどくささも伝わってきて非常に嫌だった。
この主人公、開始10分くらいで家族を亡くしてしまう。妹が両親と心中って、さすがにかわいそうだと思った。
スウェーデンに行くまでの会話シーンを通じて、主人公が腫れ物に触るような扱いで見てて心苦しかった。
彼氏の友人である、行先のカルト村出身のペレが主人公にやさしくするわけだが、この時点で明らかに怪しくて笑ってしまった。目の感じというか雰囲気が、完全に宗教の人のそれだった。

さて、現地に到着するわけだが、この時点でもうヤバい。みんな白い服だし、明らかにカルトじゃん。自分だったらこの時点で引き返してるね。
このカルト村、なんか村全体が妙にきれいでセット感が強い。90年ぶりの夏至(ミッドサマー)祭りと言っていたが、絶対毎年やってるでしょって感じ。
お祭りでメイクイーン(女王)を決めることになっていて、歴代の写真が並んでいるが、写真の枚数が多く、写真以前の絵?的なものが見当たらない。90年とかいう単位が出てくるならそれ以前のものが多くを占めるはずでは?と思った。随所に出てくる壁とかタペストリーに、中世っぽい絵が描かれているが、これも妙に真新しいし、テイストが中世を真似て描かれたもののように見える。施設もここを生活の基盤にしているようには見えなかった。ここ十数年でできた新興カルトだよね?と思った。

主人公は「心を開く」薬物を摂取して、メイクイーンを決めるためのダンスに参加し、言葉が通じない周りの娘とダンスで通じ合う。よくあるなんとかセミナーとか座談会みたいな、一体感を得るための儀式であり、主人公側から見るとセラピーだなと思った。
彼氏がほかの娘と性交しているのを見て嗚咽するとき、周りの娘が寄り添ってくれる。彼女らは主人公と同じ呼吸で嗚咽する。完全にカウンセリングの手法であり、一体感をもたらすために使われる手法でもある。薬物をよく使うのも新興宗教チック。
主人公は彼氏をいけにえにする選択をし、焼かれていくのを見て笑う。予定を言ってくれない、誕生日を覚えてないなど、自分にひどい仕打ちをした彼氏を殺すことで安らぎを得たのだろうか?きっと彼女は、将来の儀式を主導するんだろうなと思った。
ペレが自分の両親も火の中で死んだと言っていたから、これで生まれた子がまた次のいけにえを連れてくるのだろう。
ウィッカーマンといい、宗教家の人を見る目はマジですごい。
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